忌野清志郎さんと喉頭がん、そしてタバコ
今回は、謝らなければなりません。“楽しく禁煙“ ブログにあるまじき内容です。でも、書かずにはいられません。
私の大好きな歌手の一人である忌野清志郎さんが亡くなられました。喉頭がんです。悔しく、悲しいです。
手術をすると気管切開というものをしなければならないので、声が出せなくなります。歌手である忌野さんは、おそらく、放射線や抗がん剤治療を選択され、その後再発し亡くなられたのだと思います。
彼も、タバコの被害者です。
多くの人にタバコの真実を知っていただきたいので、もうしばらく、おつきあい下さい。
喉頭がんの原因には、タバコやアルコールなどがありますが、タバコの方が重要です。
なぜならば、タバコを吸うと喉頭がんは32.5倍なりやすく(非喫煙者を1とした喫煙者の相対危険度)、喉頭がんの95%以上がタバコに原因があると実証されており (寄与危険度)、それに比べてアルコールの方が影響が少ないからです。(もちろんアルコールも無視できません。)
タバコによると思われる喉頭がんに、ロッド・スチュワート、Rストーンズのチャーリー・ワッツがなり、さらには元ビートルズのジョージ・ハリスンも道半ばにして倒れました。
忌野清志郎さんのご冥福を心からお祈りいたします。
夕刊フジBLOG:忌野清志郎おそった咽頭がん、愛煙家は要注意
http://filt.jp/pc/issue2/34.html ← このフリーペーパーの記事と内容について意味をよく考えてみてください。(分かる人は分かります。)
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コメント
学会等で下記要望を運動してほしい思い書き込みしました。
-----------要望書-------
子供の前で喫煙している放送を見かけます。
こういう放送はカットしていただくよう放送業界に政府より指導していただく。
また政府はCMにて受動喫煙の害を放送してもらう。
無知な喫煙者の親のために子供が受動喫煙しています。
喫煙者には、タバコの箱に有害性を掲示していますが、非喫煙者である受動喫煙者には告知されていません。
告知もされていないのに、害を受けるのは健康管理のJTの言う自己責任はおかしいと思います。
----------------------
投稿: 受動喫煙防止 | 2009年5月 7日 (木) 16時10分
ご訪問+コメントありがとうございます。
私自身、昨年から禁煙をしています。
忌野清志郎さん…残念でなりません。
投稿: イト | 2009年5月11日 (月) 20時46分
昨日の講演会 面白かったです 今日はホームページをたずねさせていただきました
一人の医師としてできることから発信していく先生の力強さを感じます
激務ですね ご自愛ください
投稿: | 2009年8月20日 (木) 15時54分
禁煙センセイ
先日は私共のセミナーにおこしいただきありがとうございました。
私のパートナーが愛煙家なので、ぜひ先生のブログを読ませたいです。
私は、タバコもお酒もメーカーとマスメディアが共謀してつくりあげた麻薬のようなものだと思っています。
みなさんがそういった合法的麻薬?のワナから抜け出してくださることを祈っております。
投稿: ビィハイブ 谷口祥子 | 2009年8月30日 (日) 09時19分