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2009年8月 7日 (金)

タバコとCMー見えない広告

タバコとCM

 最近、タバコ会社のマナー広告をよく見ませんか?

  実は、タバコの広告は業界の自主規制で制約を受けています。現在は

(1) 喫煙マナー啓発を除きテレビ・ラジオのCMは禁止
(2) 新聞・雑誌での広告は読者層で規制

 ということだそうです。

 しかし、実際は「見えない広告」でタバコが宣伝されています。

 谷村智康さんが書かれた「CM化するニッポン」の中では、プロダクト・プレースメント(番組内広告)が取りあげられています。

 つまり、演出として俳優にタバコを吸わせるのです。

 「明石家さんま織田裕二豊川悦司がトーク番組やドラマの中でタバコを吸っているのは番組内広告とも考えられる」

 と書かれています。

 考えてみれば、最初に述べたタバコのマナー広告や、たばこ会社の企業イメージ広告も多額のコマーシャル代を払って行われています。
 
 テレビ会社としては、タバコの害についてはクライアントのタバコ会社に遠慮して取りあげにくくなっているのです。(雑誌も同じです。)
 
 タバコの害について、マスコミであまり取りあげられないのはそのような側面があるのです。

<参考>

シルベスター・スタローンタバコマネー

 参考書 CM化するニッポン 谷村智康 WAVE出版
     悪魔のマーケティング

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