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2009年8月14日 (金)

シルベスター・スタローン とタバコマネー (プロダクト・プレースメント続き)

シルベスター・スタローンタバコマネー

 前回、プロダクト・プレースメント について、書きました。
 それでは、具体的にはどんなものがあるでしょうか?

ランボー”や“ロッキー”でも有名なシルベスタ・スタローンの例が挙げられます。

UCLA を擁するカリフォルニア大学が公開しているタバコ会社の内部文書です。

http://legacy.library.ucsf.edu/tid/mfs93f00
シルベスタ・スタローンの文書

 これらのタバコ会社の内部文書で明らかになったことの一つにシルベスタ・スタローンのタバコ会社に対する確認書があります。

 これによると、5本の映画で、B & W (ブラウン & ウィリアムソン) のタバコを吸うシーンを入れることの見返りに1本に付き、50万ドルをスタローンに支払って欲しいとあります。

 このことは、週間東洋経済 2007/3/24 の特集ガンの嘘 不都合な「たばこ」の真実にも取りあげられました。
 

 タバコ会社のお金は、芸能界、マスコミ、そして残念ながら、医学界にも流れています。

 マスコミや医者で、タバコを擁護する人がいたら、タバコ会社のお金が流れていないか?常に考えておく必要があります。

注)
1. タバコ会社はタバコの依存性を熟知していたという内部告発を行ったのは、B&W社元副社長ジェフリー・ワイガンド博士でした。その内部告発の文書が、カリフォルニア大学にありインターネット公開されています。その中に、上記のシルベスタ・スタローンの文書があります。

2. . 内部告発の顛末については、映画「インサイダー」として公開されました。本では、「タバコ・ウォーズ―米タバコ帝国の栄光と崩壊」に詳しく記載があります。

<参考>

 3. タバコ会社内部文書ライブラリーのできた顛末については、団藤保晴の記者コラム「インターネットで読み解く!」より

第71回「新・たばこをめぐる日米の落差」 (99/06/03) に裏話があります。

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