あなたはこっそり派?それとも宣言派?
あなたはこっそり派?それとも宣言派でしょうか?
禁煙をする場合、こっそり派と宣言派に分かれます。
実際に禁煙した人の禁煙本では、プレッシャーとなることを気にして、こっそり派が多いようです。
<こっそり派>
禁煙外来をしている医師の本では、宣言派が多いようです。
<宣言派>
心理学の観点からは、宣言をした方が良いようです。
実は、コミットメントと一貫性という社会心理学の法則があり、
「人間は一度、ある態度を取る(コミットメントする)と、一貫性と保ちたがる」からです。
つまり、禁煙することを宣言すると、一貫性を保とうと、禁煙継続の力となります。
ただ、その場合にもポイントがあります。
宣言をするあいては、だれでも良いわけではないのです。
以前から不思議に思っているのですが、周りの喫煙者に伝えると、お酒の席などで、「まあ、一本位良いだろう?」などと言って、邪魔をする人が必ず出てくるのです。
禁煙できているあなたが、うらやましいので、そのようなちょっかいを出してくるのでしょうか?
あなたが禁煙の決意を伝える人は、親しい人で、なおかつタバコをもともと吸わない人か、タバコをやめた人がよいでしょう。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 歯周病 (歯槽膿漏) とタバコの切っても切れない関係(2010.10.11)
- 第2回「タバコは健康を損なう:動画CMコンテスト」受賞作品(2010.10.06)
- タバコを止めて良いこと1つー腰痛が改善する!!(2010.09.04)
- 心内対話を禁煙に応用してみる。(2010.08.21)
- タバコのマーケティングについて考えてみました(2010.08.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちは、ご無沙汰しております。
興味深く拝読しました。私は「こっそり」推進派なのですが、
今回の記事を読んでひとつ気づいたことがありました。
たとえばある読者の方からブログに相談のコメントを
いただいたとします。その方自身はこっそり派だったとしても、
コメントするという行為がゆるやかなコミットメントに
つながるのではないでしょうか。
おっしゃるように宣言する相手を間違えると、
足を引っ張られたり妥協しやすくなったりすると思います。
それが信頼できる相手に、宣言ではなく「相談」という形で
意思表示をすることで、変にプレッシャーを感じることなく
一貫性を保とうとすることができるのでは、と思った次第です。
たいへん勉強になりました。ありがとうございます。
投稿: ふみたか | 2009年9月15日 (火) 19時08分
ふみたかさんありがとうございます。
確かに、宣言するよりは、親しい人に相談する方が、敷居が低くて良いかもしれませんね。ベストなやり方かと思います。ありがとうございました。
投稿: 禁煙センセイ | 2009年9月15日 (火) 21時49分
私も( ´ノω`)コッソリ派でした。
最後に1本残したタバコと、それを入れた箱をテープで止めて日付を書いたことが、自分に対する「宣言」になっていたように思います。
投稿: きょくたん | 2009年9月27日 (日) 01時30分