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2009年10月 2日 (金)

不合理な選択 認知的不協和理論

不合理な選択 認知的不協和理論

 以前より、不思議に思うことがあります。マスコミに出るような高名な学者や医者の中に、タバコのことになると急に不合理的非科学的な考えを述べられる方がおられるのです。

 それがどうしても理解できませんでした。
 
 最近、理由が私なりに分かってきた気がします。心理学に「認知的不協和理論」というものがあることを知ったからです。

 それによると、人間は、自分の行動や意見の中に何らかの矛盾を生じた場合(不協和が発生という)は、心理的不快な状態になります。すると、その不快を解消しようと行動するというものです。その過程で不合理な行動を取ることがあるのです。

  タバコを吸う方が、おちいる不合理な考えがその理論で説明がつきます。
 
 すなわち、「喫煙は肺がんの原因である」という知識と「自分が喫煙している」という事実の間には不協和が生じます。

 それを解消しようとして、

1. 不協和な関係にある知識・事実の一方を変化させる。→禁煙する

2. 不協和な知識・事実の過小評価→「タバコと肺がんの因果関係は確かではない」という(ウソの)情報を無理やり探し出し納得する。

既存の協和的な知識・事実の過大評価→「たばこはストレス解消に役立つ」と思いこむ。

 3. 新しい協和的認知要素の追加→ 「本数を減らしたり、低ニコチン・低タールに変えれば、害は少ないだろう。」と思う。

2, 3 は不合理的ではあるのですが、このような態度を取る方が多いことは事実です。

2のタバコはストレス解消に役立つことは間違いであることは

禁煙とストレスの不思議な関係“ 
で書きました。

3の低ニコチン・低タールのウソについて、本数を減らすことの間違いについては、いずれブログに書きます。

 つまり、2、3のどちらも不合理的なのですが、認めたくない心理が働くのです。

 1の合理的なタバコを吸わないことを選択しませんか?

<参考文献>
心理学キーワード (有斐閣双書)

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心と体」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

たばこやめてみてわかったこと。
たばこはストレス発散になる、と思っていたことは間違いだったなぁ。
気分転換になる、ってのも間違いだったなぁ。
たばこやめると禁断症状が出るというのも、私にはなかった。

思い込みで、そうなってしまうことって、いっぱいあるんですね。
たばこやめてみて、わかったことです。

ついでに、お酒までやめられちゃった私。
特に意識せずにできたことが、うれしいかぎりです♪

投稿: JJSG | 2009年10月 4日 (日) 01時41分

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