三方良しとタバコ
三方良しとタバコ
近江商人の家訓として「売り手良し、買い手良し、世間良し」の「三方良し」というものがあります。
これがタバコとどう関係があるのでしょうか?
実はタバコ増税との関係があるのです。
つまり、タバコ増税をすることで、タバコの値段が上がり、タバコをやめる人が増えることが考えられます。
「たばこ1箱500円になったら禁煙する」は約3分の1~たばこ意識調査
喫煙者の約半数がタバコ関連疾患で死亡することが分かっていますので、多くの人が、肺がんなどにならずに健康で長生きできることになり、まず、買い手よしとなります。
そして、喫煙者が減っても、ニコチンという依存性薬物が入っているタバコは、やめられない人は一定数はいるので、タバコからの税収はむしろ増えます。そこで、世間(国家)よしとなります。
タバコ会社は、増税に合わせて、いつものように、こっそり便乗値上げもするでしょうから、喫煙者の減少分を値段のアップで補うことができ、売り手よしとなります。
タバコ耕作農家へは、増税分から、他の作物への転作のための補助を行えば、売り手よしとなります。
ただ、上記の効果をあげるには、中途半端な増税ではだめで、タバコが一箱1,000円程度になるまでの、大胆な増税が望ましいのです。少しずつ上げていくと禁煙する人はあまり増えないことが考えられます。
「たばこ政策の重要課題-健康増進と価格政策」たばこ価格政策に対する提言
また、未成年者も値段が上がると買えなくなり、喫煙習慣が若年から形成されるのを防げます。タバコは他の大麻や覚醒剤などのGateway drug とも成りうると言われており、タバコを吸い始めなければ、麻薬や覚醒剤に手を染める人は減ると考えられます。
現在の論調では、税収のことばかり言っているようですが、本来は、国民の健康のことを考えて、値段を上げるべきなのではないでしょうか?そして、皆がWin-Win の関係になれば良いと思います。
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コメント
今回の増税は「国民の健康の為」ということでしたね。
国民の為を思うなら禁止すればいいだけの話、ただ「取れるとこから取る」という増税にしか感じません。そもそも、煙草は麻薬と並ぶほどの依存性があるもの。数十円の値上げで止めれるなら苦労しません。
煙草の箱には肺癌による死亡が非喫煙者と比べ2倍から4倍と記載されていますが、非喫煙者の肺癌死亡確率が0.02%であれば、それが4倍になろうとも所詮0.08%にしかならないのではないでしょうか?
副流煙も問題視されていますが主流煙での害を考えると副流煙を直接吸い続ける事もない限り害なんてたかが知れてると感じます。(臭いが嫌って言ってくれた方が説得力あります(笑))
有機物を延焼させ呼吸器官にダメージを与えるものですので、害がないとは言えませんし、肺癌になる可能性もあることは十分にわかりますが、そんなことより排ガスを規制した方が健康的になりそうですね。
その点煙草には精神的な安息作用があるという最近の論文もありましたので嗜好品として十分価値がありますね。
また、ゲートウェイドラッグとの指摘はありますが現在では否定されていますよね。
内科の先生ならもちろんわかるとは思いますが、医学的に踏み石となる起因はありませんよね。
アマガエルがいるから雨が降るのではなく、雨の中にアマガエルがいるだけって話です。
ただし、アルコールや煙草をはじめドラッグに対する精神障壁が薄くなるという気はしますけど。
この増税が本当にWin-Winの関係でしょうか。
Win-Winにするのであれば、たばこ税を廃止し消費税を上げるべきです。もしくは保険料を心配するのであれば、煙草税を喫煙者のみの医療費にあて、喫煙者の為の車両や施設を設置すべきと思います。
投稿: ガイア | 2009年12月10日 (木) 14時32分
ご意見ありがとうございます。
>今回の増税は「国民の健康の為」ということでしたね。
>国民の為を思うなら禁止すればいいだけの話、ただ「取れるとこから取る」という増税にしか感じません。
私もそのように思います。実は国のやっていることは、ひどい話ですが、取れるから取るという考えが強いと思います。
しかし、私は、結果として、禁煙をする人が増えれば良いと考えています。私は肺がんが専門の医師ですので、多くの方が肺がんで命を失うのを目の前でみてきました。 (おそらく300人以上) だからこそ、手段はどうであれ、禁煙する人を増やすのが私の使命と考えています。
>そもそも、煙草は麻薬と並ぶほどの依存性があるもの。数十円の値上げで止めれるなら苦労しません。
身体的依存性は強くはありません。精神的依存性は強いものがあります。確かに禁煙は容易ではないですが、タバコに対する認知のゆがみ(洗脳とも言えますが)がなおれば、ニコチンパッチや、チャンピックスを使用すれば、禁煙はそれほど困難ではないのです。
中途半端な値段では禁煙をする人はいませんが、一箱1,000円まであげるならば、それをきっかけに一部の人は必ず禁煙を志します。私たちはそれを応援して、禁煙に結びつけたいと考えています。
>煙草の箱には肺癌による死亡が非喫煙者と比べ2倍から4倍と記載されていますが、非喫煙者の肺癌死亡確率が0.02%
.>であれば、それが4倍になろうとも所詮0.08%にしかならないのではないでしょうか?
肺がんの生涯罹患率(一生の間に病気になる確率)は非喫煙者で1-2%, 喫煙者で15% 程度です。調査によって違うため、タバコに書いてある情報と見方が違うので比較はできないので、参考までに書きました。
>副流煙も問題視されていますが主流煙での害を考えると副流煙を直接吸い続ける事もない限り害なんてたかが知れて>ると感じます。(臭いが嫌って言ってくれた方が説得力あります(笑))
確かに喫煙する夫と一緒にいる妻が、肺がんになる確率はたかだか(?)、1.2 - 1.3倍程度です。しかし、たかだかと言っていいのでしょうか?自分の責任でなく他者の行為にて、肺がんが増えるわけです。少ないリスクとは言えないのではないでしょうか?
>有機物を延焼させ呼吸器官にダメージを与えるものですので、害がないとは言えませんし、肺癌になる可能性もあること>は十分にわかりますが、そんなことより排ガスを規制した方が健康的になりそうですね。
排ガスの害もあるでしょう。タバコも規制し、排ガスも規制するのが良いと思います。どちらか一方を重視するのではいけないと思います。
>その点煙草には精神的な安息作用があるという最近の論文もありましたので嗜好品として十分価値がありますね。
精神的な安息作用があるという論文の多くは、タバコ会社から研究費をもらって書かれたものが多いことが分かっています。タバコによって解消されるストレスはニコチン切れのストレスのみです。その他のストレスはタバコによっては解消されないのです。
>また、ゲートウェイドラッグとの指摘はありますが現在では否定されていますよね。
すみません。この点については、私はあまり詳しくはありません。ただ、「喫煙と健康ー喫煙と健康問題に関する検討会報告書」などには、「少なくとも欧米の薬物乱用には門戸開放薬物という概念が成り立 ち,門戸開放薬物は,地域,性別,人種や民族により界なるようである。」とあります。
一方で、日本ではまだあまり研究がなされておらず、肯定されるしっかりとした研究も無いかもしれませんが、少なくとも否定はされていないはずです。否定されているという論文を教えていただければ幸いです。
>ただし、アルコールや煙草をはじめドラッグに対する精神障壁が薄くなるという気はしますけど。
この点があると考えています。
>この増税が本当にWin-Winの関係でしょうか。
確かにタバコ会社に対しては、win-win とは必ずしも言えないかもしれません。だからこそ反対してくるのでしょう。
>Win-Winにするのであれば、たばこ税を廃止し消費税を上げるべきです。もしくは保険料を心配するのであれば、煙草税>を喫煙者のみの医療費にあて、喫煙者の為の車両や施設を設置すべきと思います。
私の最大の立脚点は、皆さんが健康で、有意義な人生を送って欲しいというものです。お金が主ではないのです。まず健康ありきなのです。このことは、理想論ではなく、目の前の苦しむ患者さんを診てきた上での話です。
仮に先ほどの値段を上げたくらいでは、やめられないという意見を認めたとしても、若い人が値段が高ければ、吸い始めることは抑制できるはずです。ならば、タバコ税を廃止してしまうのは問題があります。
>Win-Winにするのであれば、たばこ税を廃止し消費税を上げるべきです。
すみません。私にはこのくだりの意味がよく分かりません。
議論をするのが目的ではなかったのですが、私の考えもぜひ、知って欲しくて書きました。他の方の意見も聞けたら嬉しいです。
投稿: 禁煙センセイ | 2009年12月10日 (木) 21時11分
お忙しい中詳細なご返信いただきありがとうございます。
私も議論を目的ではないですが、専門医の方の意見をお聞きしたかった次第です。
>ニコチンパッチや、チャンピックスを使用すれば、禁煙はそれほど困難ではないのです。
ニコチンパッチは結局ニコチンを補給しているので生活習慣の改善ということかと思いますのであまり有効ではないような気もします…。(実際親戚がニコチンパッチを張りながら煙草吸うのがクセになっていました)
チャンピックスはレセプターブロックするそうなので効果が非常に期待できますね。(これについても親戚は失敗しましたけど・・・)
>肺がんの生涯罹患率(一生の間に病気になる確率)は非喫煙者で1-2%, 喫煙者で15% 程度です。
これは発症率ですかね?
私は肺癌死亡についてデータをあげましたが、色々データがありますね。明確なデータが存在しないってことは因果関係については怪しいですね。
喫煙者で15%ならもっと肺がんになってる人も多いと思いますし。。。
>確かに喫煙する夫と一緒にいる妻が、肺がんになる確率はたかだか(?)、1.2 - 1.3倍程度です。少ないリスクとは言えないのではないでしょうか?
1~2%の1.2~1.3倍だったら誤差と呼べるような数値では?
こうゆうのは「何倍」とか書くので危なそうに感じるだけで「1.3~2.6%」ですってあったら危険には感じませんよね。
同じ住居に住んでいる場合で1.2から1.3倍ですよね。だったら外で吸うってのはまったくといって害はなさそうですね。
>否定されているという論文を教えていただければ幸いです。
これについては煙草ではなく大麻についてですが全米科学アカデミーの医学研究所が1999年に発表した報告書に記載されていました。ソースについてはみつかりませんでした。
煙草を吸う人が必ずアルコール飲まないですし、アルコールを飲む人が必ず煙草を吸うわけではないですので医学的な根拠はなさそうですよね。
>タバコによって解消されるストレスはニコチン切れのストレスのみです。その他のストレスはタバコによっては解消されないのです。
煙草会社の利権に絡んでるとかは私にはわかりませんが、私は仕事のストレスも煙草で解消されますけどね。それ自体がまやかしと言われればそれまでなのかもしれないですが吸ってる人が安息と感じるなら十分な効用とも思います。
>若い人が値段が高ければ、吸い始めることは抑制できるはずです。ならば、タバコ税を廃止してしまうのは問題があります。
これは確かにありますね。
また、現在では煙草やアルコール以外でも非常に多くの娯楽があるので、煙草やアルコールに流れる若者も減っているというのもありますね。
>Win-Winにするのであれば、たばこ税を廃止し消費税を上げるべきです。
説明が足りませんでしたね。また、かなり論点とかけ離れるかもしれません。
喫煙者が社会的にバッシングを受けているのにも関わらず、煙草税が一般財源として納められているという点がフェアではないですね。
一般財源とするなら公平にすべて消費税でまかなうべきでしょうし、煙草税とするなら喫煙者の為だけに使用するべきと思います。
そんなことを叫んでる私も禁煙したいのですけどね…(笑)
投稿: ガイア | 2009年12月11日 (金) 00時23分
またまた、ご意見ありがとうございます。
今は忙しいので、2−3日以内にガイアさんに返事を書きます。言葉とは難しいもので、私の今の言語力では誤解を招くおそれがあるため、少し考えて回答します。
単に、反論するだけなら簡単で、回答も持っているのですが、感情的になったり、ディベートをしたい訳でなく、ガイアさんにも本当のタバコの真実を分かって欲しいので、少し時間を下さい。
投稿: 禁煙センセイ | 2009年12月11日 (金) 12時36分
ガイアさんへ
私なりに疑問に答えてみました。参考になれば幸いです。
>ニコチンパッチは結局ニコチンを補給しているので生活習慣の改善ということかと
>思いますのであまり有効ではないよう>な気もします…。(実際親戚がニコチンパッチ
>を張りながら煙草吸うのがクセになっていました) チャンピックスはレセプターブロック
>するそうなので効果が非常に期待できますね。(これについても親戚は失敗しましたけど・・・)
薬物療法は、身体的依存にはよく効くのですが、心理的依存には効きません。
ニコチンパッチによる禁煙のコツは、貼ることで、ニコチン切れの禁断症状を緩和し、
その間に心理的依存と習慣に対して、対処していくことです。
言い換えると、パッチを貼るだけでは禁煙導入はできますが、継続するには、
習慣に対しては、行動療法が、心理的依存に対しては、タバコに対する誤った
考えを変える認知 (行動)療法を同時に行なうことが望ましいのです。
薬局で買える (OTC) ニコチンパッチでは、身体的依存のみに効果があり、
さらに禁煙指導を禁煙外来で受けると、習慣に対する行動療法を身につけ
ることができます。
最近では、心理的依存に対して認知行動療法を行なう禁煙外来も出てき
ていますが、指導に時間がかかるため、十分にはできていません。
そこでお勧めは、心理的依存に対しては「リセット禁煙」「二重洗脳」「禁煙
セラピー」などを買って読んでいただくのが良いかと思います。
いずれもタバコに対する認知のゆがみに注目した本で、パッチと一緒に読む
と効果的です。
>明確なデータが存在しないってことは因果関係については怪しいですね。
> 喫煙者で15%ならもっと肺がんになってる人も多いと思いますし。。。
色々データはありますが、一貫して、喫煙 (直接 & 間接)と肺がんの関係は、
認められていますので、医学的には因果関係は確立しています。
15% (生涯罹患率)は一生吸い続けたと仮定したら、その間に肺がんになる
確率です。途中で禁煙をすると確率は減ります。ちなみに日本では114万人
の方が死亡され、その中で肺がんで命を落とされる方は6.6万人です。
>1〜2%の1.2〜1.3倍だったら誤差と呼べるような数値では?
誤差ではありません。統計的に意味があるという結論です。統計や疫学を
否定する方からは、よく誤差と言う論調があります。(これもタバコ会社の影響有り)
医学は、薬も治療法も統計・疫学を利用して、進歩してきました。薬剤が効く
効かないかも疫学にて、統計的に判定しています。ですから、それを否定する
ならば、全ての治療は誤差ということになります。
この点については、よくタバコ会社の影響を受けた知識人もその論調をされます。
よりによって医師の中でもその話に乗っている方(養老さんなど)もいるので、悲しいことです。
また、実際には、同居の家族よりも、より長い時間同じ部屋にいる職場の同僚
からの間接喫煙の方が、リスクが高いというデータもあります。(家族は他の部屋
に逃げられますので)
> 私は仕事のストレスも煙草で解消されますけどね。それ自体がまやかし
>言われればそれまでなのかもしれないですが吸ってる人が安息と感じるなら
>十分な効用とも思います。
確かにタバコを吸ってほっとする感じがすることは事実です。
ただ、もしかすると、吸う直前は、タバコ切れでイライラしているのではないでしょうか。
そのイライラが取れるだけなのです。タバコを吸い始めなければ、感じなかったイライラ
ではないのでしょうか?
タバコを吸うことで、ニコチンが切れたときにイライラを感じ、それをタバコによって解消
しているということではないでしょうか?
この点については、前述のリセット禁煙等に詳しく書いてあります。
>喫煙者が社会的にバッシングを受けているのにも関わらず、煙草税が
>一般財源として納められているという点がフェアではないですね。 一般財源
>とするなら公平にすべて消費税でまかなうべきでしょうし、煙草税とするなら
>喫煙者の為だけに使用するべきと思います。
その気持ちは分かります。不公平な感じがするのですね。
私は、がん専門医です。高価な抗がん剤を使うこともあります。高いものだと、
一ヶ月100万円以上の抗がん剤を使うことになります。
タバコによって引き起こされた癌に対して、高額な医療費が必要となっています。
また、タバコを吸っている方の方が、呼吸器などの病気では、重症化しやすく、
医療費が多くかかっています。このままだと医療費は破綻しかねません。
色々な調査で、タバコを吸う方が払うタバコ税以上に医療費などがかかっている
事実があります。
ですから、タバコによって引き起こされた病気に対する医療費に対して、タバコ税
をあてるのは理にかなっていると思います。
すみません、少しきつい言い方になっているかもしれません。
喫煙者を責めるつもりはありません。ニコチンによってやめられないように
仕向けさせている国やタバコ会社に対して怒っています。
喫煙者はあくまでも被害者なのです。
投稿: 禁煙センセイ | 2009年12月13日 (日) 18時02分
丁寧なご回答ありがとうございます。
ニコチンパッチとチャンピックスはそれぞれ別の役割があったのですね。納得です。
ただ、実は禁煙セラピーは私も読んだのですが、数少ない根拠を元に終始洗脳を繰り返しているだけの文章だったので、禁煙の動機にもなりませんでした…たぶん単純な方には効果絶大だと思います。
> 色々データはありますが、一貫して、喫煙 (直接 & 間接)と肺がんの関係は、認められていますので、医学的には因果関係は確立しています。
確かに因果関係はタールを吸いこんでいる以上あるとは思いますよ(どちらかというと、世間でそんなに騒ぐ程の問題か?ということ)。個人的には発癌性物質といわれるタールの影響より、煙を吸い込むダメージの蓄積によって癌になるような気もします。
一生吸い続けても15%、、多いような少ないような。複雑なきもちです。
これからは嗅ぎ煙草か噛み煙草ですかね?(笑)
>誤差ではありません。統計的に意味があるという結論です。統計や疫学を否定する方からは、よく誤差と言う論調があります。(これもタバコ会社の影響有り)
私はタバコ会社とか関係なく、自分で調べて至った結論ですね。
非喫煙者が1000人中15人肺癌になったとして、喫煙者の夫がいると1000人中18人肺癌になる。
その3人の差はアメリカで一生のうちに火器によって死亡する確率と同じなわけで、統計学的に意味があるのはわかりますが、「絶対吸うな」というより「あえて吸わない方がいい」と一般人は感じるのではないでしょうか。(National Geographic発表死亡リスクオッズ)
>ただ、もしかすると、吸う直前は、タバコ切れでイライラしているのではないでしょうか。
これは無いとは言い切れないですが、以前の職場では納期間近で殺伐してくると喫煙者は煙草を吸いストレス解消をし、非喫煙者は散歩をしてストレス解消をしていました。
もちろん煙草は依存性の強いハードドラッグですので、ニコチン切れのイライラというのは事実あるとは思いますが、納期間近のストレスが溜まってる時は喫煙のペースも上がりますのでニコチン切れ以外の効用もあるかと思います。
これはニコチンがドーパミン神経系に作用するので効用もあると考えております。
>私は、がん専門医です。高価な抗がん剤を使うこともあります。高いものだと、一ヶ月100万円以上の抗がん剤を使うことになります。タバコによって引き起こされた癌に対して、高額な医療費が必要となっています。
抗がん剤の事はよくわかりませんが、大麻ががん治療に使われてるというのは見た事あります。大麻なら薬価も安く、抗がん剤の副作用緩和、QOLの向上が見られそうですね。また以前見た論文には、大麻は煙草に比べタール量が4倍含まれているのにも関わらず肺癌リスクは、非喫煙者と変わらないというのもありました。また、上半身の癌をはじめ、胆癌等、癌抑制効果をうたう論文もあり注目をしております。(全然関係ないですね)
>また、タバコを吸っている方の方が、呼吸器などの病気では、重症化しやすく、医療費が多くかかっています。このままだと医療費は破綻しかねません。
煙草税をとっていたとしても、医療費で煙草税を上回るという試算もありましたね。
>仕向けさせている国やタバコ会社に対して怒っています。喫煙者はあくまでも被害者なのです。
喫煙者は被害者ですね。よくわかります。れっきとした病気ですもの。
日本人の場合、煙草もアルコールもドラッグということを知らず、嗜好品としか見ていませんからね。
アルコールの方がよっぽど依存性があり、加害性もあり、中毒性があるにも関わらず、煙草ばかりが責められる世の中に対しての怒りが禁煙をしない「意地」になっているのかもしれません。
私は田舎だからどこでも吸えますけど、東京へ出張へ行くとほぼ1日中喫煙できる場所ないですからね。東京に住んでいたら禁煙できそうです(笑)
こんな屁理屈ばかりの私ですが、できれば禁煙はしたいです。11ミリから今は1ミリまで落としましたし、禁煙セラピーを読んで電子たばこも買いました。
「煙草はやっぱり今すぐ止めなきゃ」というガツンと説得力のあるお話はないでしょうか?
投稿: ガイア | 2009年12月14日 (月) 01時40分
私が最後にコメントを書かせていただいてから新エントリが2件。
師走でお忙しいのですかね?それとも説得力のあるお話しがないのでしょうか?
先生に期待を寄せながら毎日チェックさせていただいております。
投稿: ガイア | 2009年12月22日 (火) 11時13分
ありがとうございます。それほど期待されていますと、忙しくても頑張って書いてしまいます。
>こんな屁理屈ばかりの私ですが、できれば禁煙はし
>たいです。11ミリから今は1ミリまで落としました>し、禁煙セラピーを読んで電子たばこも買いまし
>た。
>「煙草はやっぱり今すぐ止めなきゃ」というガツン
>と説得力のあるお話はないでしょうか?
なかなか、難しいお話です。禁煙のきっかけになる理由はひとそれぞれです。
身体に悪いという話ですと、寿命が10年程度短くなる。健康寿命(健康である最大の年齢) が68.7歳→56.5歳になる。
喫煙者の半数が喫煙関連疾患で命を落とす。
肺癌・喉頭癌・口腔癌、咽頭癌、食道癌、肝癌、膵臓癌、膀胱癌、腎臓癌、胃癌、子宮頚癌はタバコを吸うとリスクが高まる。
タバコの煙には、砒素 、(DDT)、メチルアルコール、シアン化物、鉛、アンモニア、窒素酸化物、カドミウム、ダイオキシン、ホルムアルデヒド、フェノールが含まれている。
全てのがんの原因の内最大で30% はタバコが原因(30%食事, 5% 運動不足・5% 職業・5% 遺伝・3%アルコール・2% 環境汚染)
心筋梗塞、脳梗塞も増える。(麻痺、寝たきりになりやすい)などなどいくらでもありますが、大した問題でないとか、あまり気にならないと言われたらそれまでと思います。
また、上記のことは、今後のブログで詳しく書いていきます。
ご自身が、禁煙に興味がないならば、他人にタバコの煙を吸わさないのであれば、個人の自由です。それで、タバコによって命を落としてもそれは、自己責任ですし、個人の生き方だと思います。(社会に医療費で負担はかけますが)
でも、私は思うのです。私は腫瘍内科医で呼吸器内科医です。私がみる病気のほとんどがタバコ関連疾患です。肺がんやCOPD (肺気腫など)になったときほとんどの方が、まさか自分が肺がんやCOPDなどになるとは思わなかったと後悔されています。もちろんタバコが肺がんの原因になることは知っています。これはどういうことなのでしょうか?
昔は、タバコの害があまり知られていなかったというのも理由の一つとは思います。また、人間はつらい未来から顔をそむける傾向にあるのも理由の一つでしょう。
ですから、私は、本当の害を知らなかったことで、禁煙をしようとも思わない方が、結果病気となり、後悔しないでよいように、タバコの害を啓発しています。
知識を得た上で、禁煙したくない方はそれは自由です。ただ、他人へ迷惑をかけないでいただきたいと思います。間接喫煙で、他人を肺がんなどの病気にさせるのは良くないと思うのです。
ガイアさんにお聞きしたいことがあります。ガイアさんも禁煙したいと言われていますが、その理由は何でしょうか?
そこに、ヒントがあると思います。ガイアさんは人生において何に重きを置いておられますか?また、年齢はいかほどでしょうか?
それによって、考え方が変わりますし、説得力のある話の内容も変わってくるように思われます。
投稿: 禁煙センセイ | 2009年12月23日 (水) 22時08分
本当にお忙しい中申し訳ありません。
ご回答感謝致します。
呼吸器官系の癌と言うのは紫煙によるダメージからの細胞分裂の促進から癌になると考えています。
1mmの煙草を吸い続けた人と、10mmの煙草を吸い続けた人との発癌比較データがあれば先生の複数挙げられた有毒物質との関連性が見いだせるかもしれません。
また、挙げられた疾患や有毒物質のリストは、世の中で安全とされているものでも何かしら挙げようと思えば挙げれるかもしれません。(青色1号とか日本でなぜ禁止されていないのでしょう?)もちろん煙草が比較的リスクが高いと言う事は認識しています。
>身体に悪いという話ですと、寿命が10年程度短くなる。健康寿命(健康である最大の年齢) が68.7歳→56.5歳になる。
左利きは10年寿命が短いという統計データも出ているということは、左利きで喫煙している私は20年寿命が短くなるのですかね?
>まさか自分が肺がんやCOPDなどになるとは思わなかったと後悔されています。もちろんタバコが肺がんの原因になることは知っています。これはどういうことなのでしょうか?
これは印象操作ですよ。
交通事故を起こした人に同様の質問をしたら「自分が交通事故を起こすとは思わなかった」と後悔します。全ての人が交通事故の危険性を認識しながら車を運転しています。
極端な例ですが、一般的に車は必要悪で、煙草は“非喫煙者にとって”不必要悪ってことです。
個人的に興味深く感じたのは
http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/Vetpub/Dr_Okamoto/Moromoro/ST14.files/image004.jpg
http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/images/pd090000.gif
喫煙率と肺癌患者数が反比例していますよね。
喫煙が肺がんに思ったより関係がないってことなのか、単純に喫煙率が高かった人が今肺癌になっているのか。後者であれば昔の肺癌の患者数が少ない気がします。
私としては経済の発展とともに車や工場の排気ガス増え、舗装道路の粉塵が増え、肺癌患者が増えたように感じますがいかがでしょう?
>知識を得た上で、禁煙したくない方はそれは自由です。ただ、他人へ迷惑をかけないでいただきたいと思います。間接喫煙で、他人を肺がんなどの病気にさせるのは良くないと思うのです。
もちろん他人に迷惑をかけない方が良いと私も思います。
ただ私は間接喫煙を懸念してではなく、臭いや煙が嫌いな人がいるからという理由です。
>ガイアさんにお聞きしたいことがあります。ガイアさんも禁煙したいと言われていますが、その理由は何でしょうか?
私の喫煙する理由は、煙草がうまい、ドラッグとしての精神作用、コミュニケーションツール(私はアルコールがだめなので)、手持無沙汰解消、といった感じです。
反面禁煙したい理由は、圧倒的にお金の無駄と言う事と、子供に喫煙の影響(精神的な抵抗感)を与えたくないと言う事です。
煙草自体世間一般的に迫害する程害がないとは今も思っていますが、ドラッグとして依存性が高すぎる為、人には喫煙は勧めれませんね。
投稿: ガイア | 2009年12月24日 (木) 11時35分
またまた、ありがごうございます。ガイアさんのおかげで頭の整理ができました。
>1mmの煙草を吸い続けた人と、10mmの煙草を吸い続けた人との発癌比較データが
>あれば先生の複数挙げられた有毒物質との関連性が見いだせるかもしれません。
ニコチン or タール1mg と10mg とでは、実は、タバコに含まれているニコチン量は
ほとんど変わりません。タールも同様に表示されているものとは実際は違います。
これについては、近々、ブログに書く予定です。そこには、タバコ会社の巧妙な技術があります。
>これは印象操作ですよ。
うーん、そう言われたらそうかもしれません。これに関しては同意します。
>http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/Vetpub/Dr_Okamoto/Moromoro/ST14.files/
image004.jpg
>http://www.health->net.or.jp/tobacco/product/images/pd090000.gif
>喫煙率と肺癌患者数が反比例していますよね。 喫煙が肺がんに思っ
>たより関係がないってことなのか、単純に喫煙率が高かった人が今肺癌になっている
>のか。後者であれば昔の肺癌の患者数が少ない>気がします。 私としては経済の発展
>とともに車や工場の排気ガス増え、舗装道路の粉塵が増え、肺癌患者が増えたように
>感じますがいかがでしょう?
これに関しては、ガイアさんの誤解です。タバコ会社のよく使うレトリックでもあります。
つまり、喫煙の影響が出て, 肺がんになるのは, タイムラグがあります。過去の喫煙が, 現在の肺がん発症につながっていることを忘れています。
タバコ煙に含まれている40種類以上の発がん物質に曝露された肺に遺伝子異常が起き, 癌化するまでの時間を考慮に入れていないためにこのような誤解を生じると思われます。
これには, タバコ病の流行モデルが分かりやすく、 肺がんなどのたばこ関連疾患による死亡の流行と減少は, 喫煙の流行と減少に約30年遅れるというものです。
実際、壮大な人体実験ですが、英米では国を挙げての禁煙キャンペーンでタバコを吸う人は減り、そのため、肺癌はイギリスでは遅れて、1970年を境に減少を始め、アメリカでも1963年の消費のピークに遅れること30年の1990年代に入り減少し始めました。
日本はタバコの成人一人あたりの消費量の減少がアメリカに遅れているため、今現在喫煙者は減ってきていますが、あと10-20年ぐらいは過去の喫煙のため増え続けます。
>煙草自体世間一般的に迫害する程害がないとは今も思っていますが、ドラッグとして依存性
>が高すぎる為、人には喫煙は勧めれませんね。
これに関しては、タバコ病を多く診ている私としては、納得できません。害は歴然としており、感情的になっているかもしれませんが、タバコ製品や、タバコ会社が許せません。(個人批判ではないですよ。何度も言いますが、タバコという工業製品と、タバコ会社が許せないだけです。)
投稿: 禁煙センセイ | 2009年12月26日 (土) 00時29分
ご返信ありがとうございます。
>ニコチン or タール1mg と10mg とでは、実は、タバコに含まれているニコチン量はほとんど変わりません。タールも同様に表示されているものとは実際は違います。
機械によって喫煙し測定しているので実際とは違うというのは耳にした事ありますね。
きつい煙草を吸うとフラフラしたり気持ち悪くなりますから、ニコチン量がほとんど変わらないってのは不思議ですね。
長くなるようでしたら記事を楽しみに待つ事とします。
>つまり、喫煙の影響が出て, 肺がんになるのは, タイムラグがあります。過去の喫煙が, 現在の肺がん発症につながっていることを忘れています。
タイムラグがあることは承知の上です。
昭和40年以前の喫煙率はグラフにないのでわかりませんが、昭和40年の同水準かそれ以上かと思うのですよ。
そう過程した場合、肺癌患者数は1990年前後から急激な上昇するのではなく、高い水準で平均的か少し下がるようなグラフを描くと思い疑問に感じました。
>これに関しては、タバコ病を多く診ている私としては、納得できません。害は歴然としており、感情的になっているかもしれませんが、タバコ製品や、タバコ会社が許せません。
まぁ私も煙草会社を賛美してはいけないとは思います。
私の言いたいのは、喫煙者に対する世間の風当たりが強いと言う事です。
屋外にある駅のホームで、先が霞むほど端っこにある喫煙所で吸っていても文句を言う人がいるぐらいですからね。
煙草について色々調べていて気になった事があります。
>煙草はパーキンソン病の予防、治療効果がある
>煙草はアルツハイマー病の予防効果がある
>喫煙者がアルツハイマーになる確率は非喫煙者の35%
>ネズミに迷路の先にある餌を取りに行く実験をすると、ニコチンを与えたネズミの方が成績は良い
>クレペリン検査でもニコチンを投与した方が成績が向上する
書いてあった所に論文等ソースがなかったのですが先生としてはどうお考えでしょうか。
私の事を他の方が見ると、喫煙するために必死に理由を考えている様に見えるのでしょうね(笑)
投稿: ガイア | 2009年12月28日 (月) 12時38分
コメントありがとうございます。
しかし、ガイアさんとの交換日記のようになってきましたが、他の人もみていただけているのでしょうか?
どうせなら、他の人の意見も聞きたいところです。
さて、
>>煙草はパーキンソン病の予防、治療効果がある
>>煙草はアルツハイマー病の予防効果がある
>>喫煙者がアルツハイマーになる確率は非喫煙者の35%
>>ネズミに迷路の先にある餌を取りに行く実験をすると、ニコチンを与えたネズミの方が成績は良い
>>クレペリン検査でもニコチンを投与した方が成績が向上する
>書いてあった所に論文等ソースがなかったのですが先生としてはどうお考えでしょうか。
ということですが、ネズミの話は分かりません。やはりネズミと人は生物として違うのであまり参考にならないからです。(医学の世界でも動物実験だけだとまだあまり信用されないのです。)
少なくとも喫煙すると、現在ではアルツハイマー病になりやすいというのが常識になっています。その件については、以前ブログで書きました。
”ぼけないために! 禁煙しよう" http://smoke-free.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-c54e.html
お時間がある時にご覧いただけたら幸いです。パーキンソン病に対しては、喫煙が抑制的に働く可能性はあります。
また、仮に喫煙がパーキンソン病を抑制したとしても、他の病気になる危険性の方がはるかに高く、ある病気になることの予防のために毒を飲むことが意味があるか?を考えなければならないと思います。
投稿: 禁煙センセイ | 2009年12月31日 (木) 23時48分
あけましておめでとうございます。
本当に交換日記みたいですね(笑)
できれば私も他の人のご意見お聞きしたいところですね。
パーキンソン病については可能性が低いですのでまぁメリットではないですね(笑)
それにしてもアルツハイマーになりやすいとは勉強になりました。
ところで喫煙率と肺がんの関係について追加で書き込みましたがいかがでしょうか?
投稿: ガイア | 2010年1月 1日 (金) 01時19分
あけましておめでとうございます。
>昭和40年以前の喫煙率はグラフにないのでわかりませんが、昭和40年の同水準かそれ以上かと思うのですよ。
うまく説明できないのですが、喫煙量は、戦争中に落ち込んで、戦後に徐々に増加していきました。一般の人にとっては、喫煙習慣は戦後のものと言ってもいいのです。そして、男性喫煙率のピークは、1966年 (昭和41年) 83.7%です。
http://smoke-free.cocolog-nifty.com/blog/data1.html
喫煙率ではなく、消費本数のグラフですので単純比較はできませんが、やはり消費本数のピークに30年遅れて、肺がんのピークがきています。現在は肺がんは増え続けていますが、高齢化の影響が強く、年齢調整死亡率は低下が始まっています。
これが説明になっていないでしょうか?すみません。うまく説明できていないかもしれません。
投稿: 禁煙センセイ | 2010年1月 5日 (火) 22時59分
消費本数から見ると肺癌患者数は30年程遅れ同様に推移していますね。
戦後の高度成長に伴う別の因子による肺癌の可能性も捨てきれませんが、急性のものとは違うので確実な立証が難しいものですね。
まぁ吸わない方が圧倒的にメリットがあるのですが。
そろそろ私も年貢の納め時ですね(笑)
では禁煙をするにあたってご質問させてきただきますか…
禁煙補助薬を処方してもらうにあたって、人によって保険適用外になると聞きましたが判断基準はなんでしょうか。
先にもお話ししましたが、私の場合禁煙本の様な少ない根拠での洗脳作戦は効果がないのですが、その場合どのような過程を踏んで禁煙をすればよいのでしょうか。
投稿: ガイア | 2010年1月 7日 (木) 10時49分
禁煙をする気になりましたか... よく決断されましたね。私もうれしいです。 交換日記をした甲斐がありました。
さて、禁煙治療の保険適応基準ですが、
以下のすべてを満たすことです。
・ブリンクマン指数(1日喫煙本数×喫煙年数)が200以上
・10個の質問からなるTDS(タバコ依存スクリーニングテスト)によって5項目以上「はい」
・1年以内にニコチン依存症管理料(初回)の算定を伴う禁煙治療を受けていない
・即座の禁煙希望とプログラム参加(スケジュール通りの受診)を文書同意
やはり、禁煙外来に通って、ニコチネルTTSか、チャンピックスを使用するのが良いと思います。
本としては、お勧めは、「らくらく禁煙ブック」中村正和著 法研 が医学的に正確で、最新の内容になっており、ガイアさんには合っているような気がします。心理的依存については、「二重洗脳―依存症の謎を解く」 磯村 毅著 東洋経済新報社 を読んでいただくと良いかと思います。実は、私も近いうち(1年以内位?)に禁煙本を出版するべく頑張っています。それまでは、上記の本を読んで頑張ってください。応援します。
投稿: 禁煙センセイ | 2010年1月 9日 (土) 21時31分
胃腸風邪でダウンしておりました^^;
保険適応基準のブリンクマン指数が…現在おおよそ1日20本で私の年齢が27。
本当の事を言うと中学の頃から吸っていますがそれでもよいのでしょうか(笑)
保険適応と適応外の費用はおいくらぐらいでしょうか?
本は苦手ですが頑張る事としましょう!
投稿: ガイア | 2010年1月12日 (火) 17時19分
>胃腸風邪でダウンしておりました^^;
それは、本当に大変でしたね。胃腸に来る風邪は、インフルエンザよりもきついことが多いので、しんどかったのではないかと思います。無理をされぬよう、お体を大事にしてください。
さて、
中学から吸っているので、ブリンクマン指数が 200は超えるでしょう。
→保険適応でいけると思います。
禁煙治療の費用ですが、
保険適応3割負担だと、3ヶ月で、ニコチネルTTS で約11,700円位、チャンピックスで約16,900円くらいです。
保健適応外だと薬剤費だけで、ニコチネルTTS 2ヶ月分が20,729円 チャンピックス 3ヶ月分が38,018円で、これに自由診療分(施設によって違う)がかかります。
若くして吸い始めるとニコチン依存度が高いことが多いので、禁煙外来で投薬を受けた方が成功しやすいと思います。
ぜひ、ご検討下さい。
なお、せっかくのこのやりとりを他の方にもみてもらいたいので、ブログの本文の方にリンクするか、あるいは掲載しても良いでしょうか?ガイアさんのおかげで、色々考えるべきことが多い内容だったのではないかと思うのですが。
投稿: 禁煙センセイ | 2010年1月13日 (水) 12時46分
いやー上から下からでインフルエンザよりきつかったですね...
未成年部分のカウントもされるのであれば安心しました。
喫煙を続ける事を考えれば安いんでしょうが、保険適用じゃないと厳しいですね。
禁煙外来があるところが山を越えていかないといけないので
今すぐ行きたいところですが雪深い今の季節は厳しいと思いますので雪が溶けたら行くことにします。
私と同様に考えている人は多いと思いますので、記事での扱いは先生の自由になさって構いません。
またご報告にあがります。
ありがとうございました。
投稿: ガイア | 2010年1月15日 (金) 13時06分