« タバコ産業の宣戦布告 | トップページ | 衝動購入が少ない「たばこ」の銘柄 »

2010年3月 5日 (金)

子どもに売り込め── プロジェクト・シックスティーン

プロジェクト・シックスティーン

 タバコ会社は、子供にはタバコを売らないと言ってきました。しかし、マーケティングの観点からは、まさに子供たちこそ、タバコを売り込む対象だったのです。

1. インペリアルタバコ・カナダ の内部文書より
プロジェクト・シックスティーン 1977年

「タバコを吸いはじめたスモーカーが今日どう感じているかは、当産業の将来に重要な関係があるので、この分野の研究は、われわれにとって大きな利害関係を持つことになる。<シックスティーン計画>はまさにそれを知るためのものであり、喫煙はどのようにして始まるのか、ハイスクールの学生はスモーカーになることについてどう感じているか、将来における自分のタバコ使用をどう予想しているか、などを知るために企画されたものである。」

- タバコ・ウォーズ―米タバコ帝国の栄光と崩壊より

2. R.J. レイノルズの内部文書より 1987年

「コードネーム”プロジェクトLF ”とは、成人男性をターゲットにしたノン・メンソールのたばこです(特に13歳から24歳のマルボロ喫煙者をターゲットにしています。)」

- 悪魔のマーケティング タバコ産業が語った真実より

3. R.J. レイノルズの宣伝に出演していたデーブ・ゲーリッツ(俳優ハリソン・フォードのそっくりさん)がテレビ番組で述べたこと。

 「一服しているところに会社のお偉いさんがやってきて「なんだ、あんたタバコなんて吸うのか」って言うんですよ。で、「皆さんは吸わないんですか?」と聞くと、

「冗談じゃない、『喫煙する権利』なんざ、ガキと貧乏人と黒人とバカにくれてやるよ」と言っていました。」

- BBC放送 「タバコ戦争」より

 それでも、あなたはタバコを吸いますか?


|

« タバコ産業の宣戦布告 | トップページ | 衝動購入が少ない「たばこ」の銘柄 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

このトピックの動画があります。こんなビジネスは認めちゃいけないと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=DaPdVn4ETC0

「喫煙する権利なんざ、ガキと貧乏人と黒人と馬鹿にくれてやるよ」
「一日あたり数千人の子供を喫煙に引きずり込むことが仕事だ。肺ガンで死ぬ喫煙者の欠員補充だ。中学生ぐらいを狙え」

投稿: きちゅん | 2010年4月23日 (金) 11時09分

きちゅんさん、情報提供ありがとうございます。
探していたのですが、見つからなかったので助かります。
ブログ内に動画をリンクしました。

投稿: 禁煙センセイ | 2010年4月24日 (土) 09時56分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 子どもに売り込め── プロジェクト・シックスティーン:

« タバコ産業の宣戦布告 | トップページ | 衝動購入が少ない「たばこ」の銘柄 »