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2010年5月14日 (金)

イラクには大量破壊兵器はありませんでした、でも身近な所にありました

 2003年 イラクには大量破壊兵器はありませんでした

 一方、

 世界で最も権威のあるがん学会であるアメリカ臨床がん学会 (ASCO)では、2003年に、歴史的な会長講演が行われました。

そこで、会長のPaul Bunnは

タバコについて, "weapon of mass destruction" と述べたのです。1)

 タバコは”大量破壊兵器”だと述べているのです。

 会長講演の内容をかみしめたいものです。

 「"タバコ産業による人為的な回避可能な疾患の流行”という疫病と戦うためには更に包括的なアプローチが必要である。」

 「ASCOは緊急に, 地球的な課題であるタバコ問題の, さまざまなレベルでの包括的検討を求め, タバコ依存とタバコ使用の完全な根絶を求めた。」

<参考>
1) Bunn PA, Jr. Implementing ASCO's strategic plan 2003: diverse membership needs, prevention, and patient partnerships. J Clin Oncol. 2003 Dec 1;21(23 Suppl):231s-6s.

2) American Society of Clinical Oncology policy statement update: tobacco control--reducing cancer incidence and saving lives. 2003. J Clin Oncol. 2003 Jul 15;21(14):2777-86.

3) 川井治之, 渡辺一彦, 六車満. 【禁煙 喫緊の課題となった受動喫煙防止】 喫煙と臨床 肺がん・COPD(慢性閉塞性肺疾患)診療. 治療学. 2009 2009.02;43(2):185-9.

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