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2010年7月23日 (金)

脳卒中とタバコの知られざる関係

 健康寿命について、2回記事にしました。

      好きなタバコやお酒を楽しんで、ぽっくりいけたら本望


      一無、二少、三多 の勧め


健康寿命は喫煙者の方が短い。」との話を書きましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか?

 ここで、参考になる研究があります。

 タバコを吸うと、脳卒中(脳梗塞・脳出血) になりやすくなるのです。

 多くの調査がありますが、日本人のものとしては、

 1980年から日本人男女1万人を14年間追跡調査したNIPPON DATA 80が有名で、

30歳から65歳までの若年世代において

喫煙者は本数に応じて、脳卒中で死亡する確率が上昇していました。

1_2

(もちろん全年齢層でも1.5 倍程度危険性が高まります。)

 (Ex-smoker は過去喫煙者であり、Ex-smoker(1-20本/day) が一見低いようですが、その範疇に入る人がこの調査では少なかったため、不正確になったものと思われます。)

 脳卒中片麻痺(半身不随)になったり、寝たきりになったりなど健康寿命を短くします。喫煙が健康寿命を短くする一つの理由と考えられます。

 ちなみに、喫煙が健康寿命を短くする理由に、COPDもあります。

 COPDも呼吸不全となり、酸素が必要になりますので健康寿命を損ないます。

       藤田まことさんと慢性閉塞性肺疾患(COPD)

 タバコを吸わない生活をして、健康で長生きしたいものですね。

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コメント

興味のある表題でしたが
表の読み方がいまひとつわかりません。
グラフの縦軸は何を意味しているのですか?
出来ましたらもう少し詳しい説明をお願いいたします。
”禁煙センセイ”は
タバコの無い日本を目指す者の
バイブルだと思っております
これからも がんばってください。

投稿: kazu | 2013年12月 8日 (日) 13時43分

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