脳卒中とタバコの知られざる関係
健康寿命について、2回記事にしました。
「健康寿命は喫煙者の方が短い。」との話を書きましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか?
ここで、参考になる研究があります。
タバコを吸うと、脳卒中(脳梗塞・脳出血) になりやすくなるのです。
多くの調査がありますが、日本人のものとしては、
1980年から日本人男女1万人を14年間追跡調査したNIPPON DATA 80が有名で、
30歳から65歳までの若年世代において
喫煙者は本数に応じて、脳卒中で死亡する確率が上昇していました。
(もちろん全年齢層でも1.5 倍程度危険性が高まります。)
(Ex-smoker は過去喫煙者であり、Ex-smoker(1-20本/day) が一見低いようですが、その範疇に入る人がこの調査では少なかったため、不正確になったものと思われます。)
脳卒中は片麻痺(半身不随)になったり、寝たきりになったりなど健康寿命を短くします。喫煙が健康寿命を短くする一つの理由と考えられます。
ちなみに、喫煙が健康寿命を短くする理由に、COPDもあります。
COPDも呼吸不全となり、酸素が必要になりますので健康寿命を損ないます。
タバコを吸わない生活をして、健康で長生きしたいものですね。
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コメント
興味のある表題でしたが
表の読み方がいまひとつわかりません。
グラフの縦軸は何を意味しているのですか?
出来ましたらもう少し詳しい説明をお願いいたします。
”禁煙センセイ”は
タバコの無い日本を目指す者の
バイブルだと思っております
これからも がんばってください。
投稿: kazu | 2013年12月 8日 (日) 13時43分