禁煙用語集

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卒煙

 ニコチンからの卒業という意味。禁煙の別名。

 タバコ問題首都圏協議会1997年発売「卒煙カレンダー1998」で使われたのが最初と言われている。

 京都府立医科大学の繁田正子先生考案の禁煙(卒煙)のコツ ”卒煙あいうえお"  や卒煙外来卒煙ネット卒煙式などで使用されている。

 最近では、さらに離煙などという用語も出てきている。

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哀煙家の死向品

たばこ問題情報センター渡辺文学氏の創作した用語    

 実際は、依存性薬物であるニコチン含有のタバコを ”愛煙家の嗜好品” とタバコ会社が宣伝、公報し、誤認させようとしている。その欺瞞に対して、渡辺氏が本質を捉えて、創作した。
 1980年代の半ばごろに創られたと思われる。

 以下に、許可を得て、渡辺氏の文章を掲載します。

哀煙家」=80年代の半ばごろと思います。私自身、19歳~39歳まで、20年間たっぷりタバコを吸ってしまいましたが、最後の数年間は、常に「やめたい」「やめたい」と思いながら吸っていた苦い記憶があります。タバコの煙を全く「愛して」いなかったのですね。そんな思いで哀しい煙の囚われ人という意味で「哀煙家」を提唱させて頂きました。

死向品」=その後と思います。「やめたい」と考えながら吸わされている状況は決して「嗜好品」などではなく、「死に向かっている商品」ということで「死向品」と主張していました。

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愛煙家

 1887年5月17日の読売新聞で「麹町の奨業社が巻き煙草を発売 安くて良品と愛煙家に好評」と紹介したのがそのルーツであり、その後、1936年ごろにも「専売局御用の愛煙家」などと用いられていました。

 しばらくブランクがありましたが、1978年の「嫌煙権運動」発足以後、日本専売公社が「愛妻家」とか「愛犬家」という“プラス・イメージの言葉”を「煙」にあてはめ、盛んに「愛煙家」を使用し、それを氾濫させています。
ー以上ここまで、前述の渡辺文学氏からの資料によるー

 「愛煙家」対「嫌煙家」という図式を作り、その中では「愛煙家」という言い方は加害者である喫煙者を養護する言い方です。一方。「嫌煙家」ということばは、受動喫煙を避けようとする人に、特殊な嗜好〈しこう〉の人間であるというレッテルを貼るのに使われたりします。

 したがって、専売公社から続く、マーケティング上の表現であり、正しい表現ではないと思われます。やはり、「喫煙者」「非喫煙者」が妥当と思われます。
 当サイトでは、そのような対立の図式にのるつもりはなく、皆さんが本当の意味で幸せになって欲しいと切に思います。
 
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サードハンドスモーク: thirdhand smoke (= 残留受動喫煙)

 タバコの煙成分が部屋やものにしみ込み、煙が消失した後も、有害な化学物質を放出し、それによって健康被害を受けることです。

「サードハンドスモーク」は2009年1月、米国小児科学会誌に掲載された米マサチューセッツ総合病院の小児科医らが執筆した論文で初めて用いられました。ですから、最近の概念ではあります。
<参考文献>
Winickoff JP, Friebely J, Tanski SE, Sherrod C, Matt GE, Hovell MF, et al. Beliefs about the health effects of "thirdhand" smoke and home smoking bans. Pediatrics. 2009 Jan;123(1):e74-9.

1. 2004年に報告された米サンディエゴ州立大学の心理学講座の研究では、

「家族の中に喫煙者がいない家庭」 「母親は喫煙者だが子どもと同じ部屋では吸わない家庭」「子どもに配慮せず吸う家庭」とで、居間と子どもの寝室のほこり、家具の表面や空気中などのニコチン濃度を比べました。
 これらのデータを統計処理して試算した全体的なニコチン濃度は、配慮せず吸う家庭は同じ部屋で吸わない家庭の3~8倍、同じ部屋では吸わない家庭も、喫煙者がいない家庭に比べ5~7倍だったといいます。

2. 豊橋技術科学大の斉戸美弘准教授らは

 1リットル中のナノ(10億分の1)グラムという微量の物質を正確に測定する機器を開発、2009年秋、三次喫煙(サードハンドスモーク)について論文を発表した。
 実験は車内や布を入れた容器内で、たばこの先端に火をつける。燃焼後に車内や容器内を換気したうえで、ベンゼン、トルエン、アンモニアなどたばこの有害物質の空気中濃度を調べた。
 容器内に入れた布は、綿・麻・絹・ポリエステル・裏地などに用いられるアセテート。アンモニアは綿に最も多く吸着・発散した。ベンゼンやトルエンはアセテートが多く、絹には少なかった。長く換気するほど量は減るが、10分以上発散することが確認された。
 車では換気後、再びドアを閉めた。車内の空気中濃度は徐々に上昇、一定の高さで変化が止まった。内装材に吸着した物質がゆっくり発散するからだ。密閉度の高い車内では外に流出しにくく、除去は難しい。

3. 米ローレンス・バークレー国立研究所の研究チームによると、

 タバコが燃える時に放出されるニコチンは、屋内の壁、じゅうたん、カーテン、家具などの表面に付着して凝結し、何か月も残存することが可能だ。
 そして、こうしたニコチンが周囲の亜硝酸と反応すると、発がん性物質のタバコ特異的ニトロソアミン(TSNA)が生成されることが、実験で確認されたという。
 人間は、ちりを吸い込んだり、カーペットや衣服に触れることで、TSNAを摂取してしまう可能性が高い。こうした3次的な喫煙は、特に乳幼児にとって危険だという。 


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